高収入を目指せる期間工の求人の探し方とは？働くメリットやデメリットも解説
期間工と言えば「短期間で稼げる！」が合言葉。この記事を読んでいる方はもちろん、何らかの理由でまとまったお金を稼ぎたい、と考えていることでしょう。しかしながら、期間工にもさまざまな業種や職種があり待遇も千差万別です。それゆえに、一歩職場のチョイスを誤ってしまうと「こんなはずじゃなかったのに…」という事態を招くこともあります。
この記事では、期間工求人の間違いのない探し方について、ノウハウを伝授します。合わせて、期間工で働くメリット・デメリットについても詳しく解説します。理想と現実をしっかりと把握して、できるだけミスマッチのない期間工ライフを実現させましょう！
目次
期間工で働くメリット・デメリット
「肉体労働」「キツイ仕事」などといったイメージが先行しがちな期間工の仕事ですが、実際にどのような作業をどんな環境で行うのか、についてはあまり知られていません。求人を見ても、どれも似たりよったりのような…。だからといって安易に仕事を選んでしまうと、命取りになることもあります。まずは期間工独自の「メリット・デメリット」について正しい知識を身につけましょう。
期間工のメリット
どのような業種・職種であっても共通しているメリットは下記のようなものが挙げられます。
短期間でガッツリ節約＆貯められる
期間工の仕事では一般的に寮があり、住居代や食費、水道光熱費が無料～格安なので生活費を最小限に抑えることが可能です。また、給与以外の諸手当も手厚く、1年の勤務で200万円貯金することだって可能です。
学歴や経験、年齢も不問なのに大企業で働ける
工場の仕事は基本的にマニュアル化されているため、学歴や経験、年齢も不問で働くことが可能です。しかも主な勤務先は日本が誇る自動車メーカーやその部品メーカー。ニートやフリーターでも大企業の看板を背負って働けるのです。
正社員登用のチャンスがある
期間工の契約期間は最長でも2年11カ月と定められています。ただ、それだけ長く続けてくれて勝手を知りつくした社員を満了期間が来たからといって手放してしまうのは会社側にとっても大きな痛手になります。結果、期間工→正社員のお誘いをいただく機会も稀ではありません。通常は厳しい採用試験をスルーして大企業で正社員として働けるのであれば、ラッキー、棚からぼたもちですよね。
期間工のデメリット
冒頭でお伝えしたとおり、期間工＝力仕事、キツイというイメージが浸透しています。しかし、真のデメリットはそこではないようで…。
不景気になると切られやすい
本人は契約更新を希望しているにも関わらず、何らかの事情で会社の経営が揺さぶられた時にもっとも先に切られてしまうのがパートやバイト、派遣、そして期間工です。2020年に発生した新型コロナウイルスでも顕著でしたが、大手のメーカーですら生産調整、生産停止を強いられ経営状況は激しく悪化しました。先方都合の解雇や休業を回避したいのであれば、なるべく早い段階から正社員化の希望を出しておくことが重要です。正社員になったら突然の解雇は避けられますから…。
単純作業でつまらない
工場の現場仕事は、誰にでもできる単純な仕事が大半を占めます。頭を使うことはほぼなく、まるでロボットのように体だけ動かすだけ。やりがいを感じることは少ないのが実状です。だけど考えてもみてください。やりがいを感じながら仕事をしている人なんて少数派です。むしろ、つまらない仕事で周囲よりも大金を稼ぐことができるというのは恵まれているのではないでしょうか？
生活リズムがバラバラになる
勤務時間が不規則な現場においては、日勤⇔夜勤を繰り返すことも珍しくはありません。休日も必ずしも土日とは限りません。結果、生活リズムがバラバラになり、体調を崩しやすい傾向にあります。だけど逆に考えると、夜勤は深夜手当があって稼げるし、平日休みなら平日昼間しか開いていない役所や銀行にも行くことができます。交通機関も街も空いているし、お昼からお酒を飲むことだってOK！ ちょっとした優越感に浸ることができますよ。
期間工の求人の探し方のポイント
期間工を志す理由は人それぞれですが、もっとも多いのが「お金を稼ぎたい／貯めたい」ということでしょう。だけどお金だけを優先して求人を探すのは本末転倒になる可能性があります。なぜなら、たとえ給与が良いとしても労働環境が劣悪だったり、生活のスタイルを著しく損なうものであったら続くものも続かないからです。
続くものが続かない＝期間工の最大のウリである満了金や皆勤手当を満額受け取ることができなくなってしまいます。金額よりも、契約期間を全うできる環境であるかどうかを見極めて求人を探すようにしましょう。
求人をみるときの注意点
では、実際に期間工の求人を見る時には、どんな点をチェックするべきなのでしょうか。大きく3つあります。1つめが「時給の高さよりも総支給額を見ること」、2つめが「寮の仕組みを把握すること」、そして3つめが「スキルアップできるかどうか」です。詳しく見ていきましょう。
まず1つめ「時給の高さよりも総支給額を見ること」。時給が高いからといって飛びつくのはナンセンスです。期間工ならではの特典「入社祝い金」「皆勤手当」「満了金」もトータルに入れて検討しましょう。結果的に総支給額は時給が高いところより低かった、というケースも多々あります。
次に2つめ「寮の仕組みを把握すること」。期間工は寮付きの求人が多く見られますが、その寮が勤務先によって雲泥の差があります。完全個室のワンルーム型がある一方、相部屋でプライバシー0というところもあります。たとえ仮住まいだとしても、住環境は重要です。寮の設備や規則をしっかり把握した上で応募するかしないかを判断しましょう。
最後に、「スキルアップできるかどうか」。期間工は誰にでもできる作業を担当するため、基本的には「使い捨て」です。誰にでもできるのだから、手に職をつける、とは程遠いということ。ただし、溶接やクレーン操作などは例外です。契約期間中に資格を取得することも可能だし、需要が高い業務なので次に転職する際にも強い武器になります。
自力で困難な場合はプロに相談するのが効率いい
期間工の求人は転職サイトや各メーカーのホームページに掲載されていますが、その記載は前述のとおり似たり寄ったりです。探すのも一苦労だし、比較検討する基準も分からなければ時間の無駄です。そんな無駄を省く近道は、転職のプロである転職エージェントに相談することです。
相談の際には、自分が絶対に譲れないことの優先順位をつけておきましょう。なぜなら、いくら万能なエージェントでも希望が全部叶う夢のような案件は持ち合わせていないからです。
相談の流れとして、まずはエージェントに登録すること。次に、カウンセリングや面談の日程を決定します。当日までに譲れない条件をリストアップしておいてください。面談では、希望の条件や自分のスキルなどをコンサルタントに伝えて、希望に近しい案件があった場合は紹介してもらえます。その後、職務経歴書などの書類を作成し、応募→企業の採用担当者と面接→採用／不採用という流れになります。
利用はすべて無料だし、一連の流れの一つひとつの工程でコンサルタントがアドバイスをしてくれるので、初めての利用でも安心できます。
「勝ち組」期間工になるためにはお約束とステップがあった！
「未経験OK」「高収入」と魅力的なワードが踊る期間工の求人ですが、それだけを判断基準にしたらアウトだということがお分かりになっていただけたと思います。納得できる期間工ライフの鍵を握っているのは、求人の探し方だと言っても過言ではありません。始め良ければ終わり良し、まずはスタート地点である求人の探し方からマスターするようにしましょう。
