物流工場のパートやバイト・派遣の仕事
インターネットの普及に伴い、当たり前になったインターネットショッピング。ただポチっとパソコンのボタンを押すだけで、海外からも品物を取り寄せられるなど、本当に便利な世の中になったものです。下手をすれば、一歩も外出せずに生きていけるだけの生活が可能になりました。
それでも、それを支えているのは物流の方々の努力だということはご存知でしょうか。彼ら(彼女ら)が昼夜働いているからこそ、迅速なお取り寄せが可能になっているのです。
物流工場の仕事は、いわゆるブルーカラーという仕事に分別されますが、ホワイトカラーの仕事に疲れた人、体を動かして働きたい人、そもそも「モノ」が好きな人であれば、物流の世界に興味がある方は多いかもしれません。定年はあってないみたいなものだし、さまざまな年代の男女が働いているし、「自分にもできるのではないか」と考えるのは当然のこと。
ただ、物流の世界に転職を検討する前に、その内情をよく学んでおくと、働いてからのミスマッチを避けることができます。実はそんなに甘い世界ではなかったり…!?
このページでは、物流の世界とは、工場で何が行われているのかについて探ります。
目次
物流工場は何をする工場?
物流工場とは、その名のとおり「物を流す」工場です。一般的には、倉庫や配送センターなどで依頼があった商品や荷物を整理・検品・出荷することが主な仕事となります。
その規模も、個人店だったり大型の家具だったりさまざまですが、基本的には商品をお客さまやクライアントに届けるまでの仲介役が働いている工場、と考えて間違いありません。
物流工場での仕事内容
物流工場が「物を流す」工場というのは前述のとおりです。でも、仕事内容はそんなに単純ではありません。具体的な仕事内容を紹介します。
ピッキング
指示書に従い、倉庫や配送センター内の在庫を集める作業です。と、言うだけなら簡単そうに思えますが、在庫がどこに、どれだけあるのか把握すること、短時間で正確に在庫を集めなくてはならないので、人によっては大きなプレッシャーになります。また、扱う商品によってはフォークリフトを運転する場合もあります。パートやバイト、派遣の場合はそこまで求められず手作業ということが多いようです。ただし、フォークリフトの免許があれば時給は上がります。
検査・検品
入荷・出荷の商品の状態をチェックする仕事です。間違い探しのようなもので、不良品を探し出し、それを省く役割を担当します。
同時に、異物などの混入がないかどうかについても検査します。工場においては大抵の商品は包装されているため、箱や包みの状態を見ることがメインになります。
梱包
ピッキングされてきた商品をダンボールなどに入れて出荷準備をします。隙間が出来た場合は、配送時に破損がないよう、緩衝材で隙間を埋めることもあります。
管理
従業員のシフト管理や受注・発注管理を行います。受注があったのに品切れ、ということは許されないので、常に在庫や人員について目を光らせていなくてはなりません。
派遣・パート・バイトが任されるのは?
管理以外の仕事を任されることが多いでしょう。とくに資格も必要ないので、比較的ハードルが低い仕事だとは言えますが、お客さまやクライアントに商品を届ける以上、責任は重大です。たったひとつのミスがクレームにつながり、企業の存続につながることもあります。
また、体力仕事な側面もあるので、無理のない範囲で工場を選択してみても良いでしょう。日頃重いものを持ちなれていない方がピッキングで大きな家電を持ち歩く、工場内を走り回る、というのは少し無理があります。たとえばアパレルであれば家電よりも軽いし、まずはそこからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
もらえる給与の平均額
場所や仕事内容によっても異なりますが、パートやバイトの場合は時給1,100円前後がスタンダードのようです(ただし、夜勤の場合はその1.25倍程度です)。
繁忙期には求人も増え、時給も高く設定されていることが多いので、短期間で効率的にお金を稼ぎたい方にはおすすめです。
工場によっては寮があることも多く、地方から上京したい方にもぴったりです。また、Uターンしたい方にもぴったり。物流工場は郊外に設置されていることも多いため、通いで働きたい方は交通費の有無もしっかりと確認するようにしましょう。
物流工場の仕事の大変さ・やりがい
大変な点は、働く工場や仕事内容を誤ってしまうとかなりの重労働になることです。とくにピッキングは足腰を壊しかねません。事前に工場見学などもできる職場もあるので、自分にできるかどうか、職場環境も含めて確認しておくことが重要です。
一方でやりがいは、職場にもよりますがステップアップの可能性もあるということ。たとえパートやバイトからのスタートでも、働きがいによっては正社員登用だって夢ではありません。また、売れ筋の商品をいちはやく知ることができることも大きなメリットです。
物流工場は、物を流すことだけではない!
良くも悪くも、その日に仕事に行けば仕事が終わる、というのが物流工場の良いところ。ただ、目に見えなくても先にいるのはお客さま。決して失敗が許される仕事とは言えません。
仕事内容も多岐に渡ります。むやみに、「私でもできるかな」と考えることをせず、無理のない範囲で仕事に関わるようにするようにしてください。慣れるまでに時間はかかるかもしれませんが、自分が誰かの役に立っている、と実感できるようになったら一人前の仲間入りです!
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